【FX初心者】トレンドフォローのエントリーポイントを学ぼう

FX取引で成功するには、まず「取引ルール」をしっかり決めることが大切です。

その中でも初心者が迷いがちなのが「どのタイミングで取引を始めるか」というポイント。

これは、いわゆる「エントリーポイント」と呼ばれるものです。

取引を始める際に欠かせないのが、「エントリーの根拠に優位性があること」。

その点で「トレンドフォロー」は、初心者でも取り組みやすく、利益を狙いやすい方法と言えるでしょう。

本記事では、このトレンドフォローを活用したエントリーポイントの見つけ方をご紹介します。

トレンドフォローって何？

トレンドフォローとは、「相場の流れに逆らわず、トレンドに沿ってポジションを取る方法」のことです。

一度トレンドが発生すると、その方向にしばらく動き続ける傾向があるため、その動きを利用する形になります。

例えば、上昇トレンドが続いている場合、その流れに乗って買い注文を入れるのがトレンドフォローの基本。

流れが明確なため、初心者でも比較的判断しやすい手法と言えるでしょう。

トレンド相場とレンジ相場を見極めよう

FX相場は大きく「トレンド相場」と「レンジ相場」の2つに分かれます。

トレンド相場では「上昇トレンド」または「下降トレンド」が見られる一方、レンジ相場は価格が一定範囲内で動く状態です。

トレンドフォローを実践するには、現在の相場がトレンド相場かレンジ相場かを見極めることが重要です。

この見極めには、「ダウ理論」が役立ちます。

ダウ理論を活用したトレンドの判断

ダウ理論は、チャールズ・ダウによって提唱された相場分析の基本理論で、以下のような6つの原則があります。

初心者にはすべてを理解するのは難しいかもしれませんが、6つ目の「明確な転換シグナルが出るまでトレンドは継続する」という点を押さえるだけでも、相場の読み方が変わります。

覚えておきたい2つのエントリーポイント

ここでは、ダウ理論を活用したトレンドフォローのエントリーポイントを2つご紹介します。

1. 押し目買い・戻り売り

「押し目買い」は、上昇トレンドにおける一時的な価格調整（下落）を狙い、買いエントリーを行う手法です。

ここで押さえておきたいのが、ダウ理論に基づく「高安切り上げ」という考え方。

上昇トレンドでは、直近の高値が以前の高値よりも高くなり、一時的に価格が下がっても、直前の安値を下回らない特徴があります。

この「高安切り上げ」のパターンを確認することで、上昇トレンドが続いているかどうかを判断できます。

一方で、「戻り売り」は、下降トレンドの中で価格が一時的に上昇した際に売りエントリーを行う方法です。

この場合も、トレンドが続いていることを確認することが重要です。

トレンドでは、直近の安値が切り下がり、価格が一時的に上昇しても、直前の高値を超えない特徴が見られます。

これらの手法は、トレンドをしっかり見極めて適切なタイミングでエントリーできれば、高い優位性を持つ取引方法と言えるでしょう。

2. ブレイクアウト

「ブレイクアウト」とは、相場が過去の高値や安値を抜けたタイミングを指します。

この現象はトレンドが新たに加速する合図として捉えられるため、多くのトレーダーが注目するポイントです。

例えば、上昇トレンドの場合、価格が前回の高値を上抜けた際に新しい買いエントリーを検討できます。

ただし、ブレイクアウトが発生した瞬間に飛びついてエントリーするのは危険です。

その理由として、「ダマし」と呼ばれる現象が挙げられます。

これは、ブレイクアウトした直後に価格が急激に逆方向へ動いてしまう状況のことを指します。

こうしたリスクを回避するためにも、ブレイクアウトが本物であるかを確認しながら慎重にエントリーする姿勢が重要です。

例えば、価格の推移をよく観察し、明確なトレンドの継続を確認してからポジションを取ることで、余計な損失を防ぎます。

ダウ理論で迷いをなくそう

初心者がFXで勝つためには、ルールを明確にし、ブレずに実行することが重要です。

特にダウ理論を活用すれば、トレンドの方向性を判断しやすくなり、目線を固定することができます。

まずは基本を押さえつつ、トレンドフォローのエントリーポイントを実践で試してみましょう！

トレードに迷いが少なくなり、取引が一段と楽しくなるはずです。