FXの利益に対して税金がかかるのはご存じでしょうか?
特に、副業や投資としてFXをしている人は「確定申告が必要かどうか」をしっかり把握しておく必要があります。
確定申告が必要な条件
個人のFX取引の利益は「先物取引に係る雑所得等」として扱われ、一定の条件を満たすと確定申告が必要になります。
- 会社員・パート・アルバイトの場合
- 年間の給与収入が2,000万円以下で、FXなどの給与所得以外の所得が20万円を超える場合
- 複数の会社から給与をもらっている場合
- 専業主婦・学生・フリーランス・無職の場合
- FXの年間利益が38万円を超える場合(基礎控除額)
- 年金受給者の場合
- 年金収入が400万円以下で、FXなどの所得が20万円を超える場合
確定申告が不要なケース
- 会社員で給与が1か所のみ、かつ給与所得以外の所得が年間20万円以下
- 年金生活者で公的年金収入が400万円以下、かつFX利益が20万円以下
- 専業主婦や学生で、FXの年間利益が38万円以下
ただし、住民税の申告は必要になる場合があるため、各自治体の税務課で確認しましょう。
目次
FXで損失が出ても確定申告すべき理由とは?繰越控除の活用法

FXでは利益が出たら税金を支払う必要がありますが、「損失が出た場合でも確定申告したほうがよい」ことをご存じでしょうか? その理由は「損失の繰越控除」と「損益通算」にあります。
損失の繰越控除とは?
FXで出た損失を翌年以降の利益と相殺できる制度です。
例えば、以下のようなケースを考えてみましょう。
- 2024年:50万円の損失 → 確定申告を行う
- 2025年:30万円の利益 → 2024年の損失と相殺 → 税金0円
- 2026年:40万円の利益 → 2024年の残り20万円と相殺 → 課税対象は20万円
このように、損失を申告しておくことで、翌年以降の税負担を軽減できます。
損益通算とは?
FXの損益は、同じ「先物取引に係る雑所得等」に分類される他の取引(例えば、日経225先物や金・原油のCFD)と損益を通算することが可能です。
- FXで50万円の損失、日経225先物で70万円の利益 → 課税対象は20万円(70万-50万)
このように、他の投資と合算することで税金を抑えられる場合もあるので、積極的に活用しましょう。
FX確定申告のやり方完全ガイド!必要書類・手続き・e-Taxの使い方

FXの確定申告は、以下の3つのステップで行います。
1. 必要書類を準備する
確定申告に必要な書類は以下の通りです。
- 確定申告書B(第一表・第二表・第三表)
- 国税庁のサイトからダウンロード可能
- 先物取引に係る雑所得等の計算明細書
- FX会社の年間損益報告書を参考に作成
- FX会社の年間損益報告書
- 取引履歴を確認し、ダウンロード
- 本人確認書類(マイナンバーカード or 運転免許証+マイナンバー通知カード)
- 控除証明書(社会保険料控除・生命保険料控除など)
2. 申告書を作成する
確定申告書は、以下のいずれかの方法で作成できます。
- 手書きで作成し、税務署に持参または郵送
- 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成し、印刷して提出
- e-Tax(電子申告)でオンライン提出
3. 申告・納税をする
- 申告期限:2025年3月15日(例年)
- 納税期限:2025年3月15日(例年)
- 納付方法
- 銀行振込
- コンビニ払い
- クレジットカード払い
- e-Tax(ダイレクト納付)
e-Taxを使った申告の流れ
- 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
- 画面の指示に従って入力
- **「マイナンバーカード方式」or「ID・パスワード方式」**で送信
- 受付完了メールを確認し、納税手続きを実施
確定申告をスムーズに終わらせるコツ
- FXの年間損益報告書は早めにダウンロード(2月中旬には準備を)
- e-Taxなら混雑なし!夜間・休日も申告可能
- 経費(書籍代・セミナー費など)は領収書を保管しておく
まとめ
FXの確定申告は、「年間20万円以上の利益」で必要になりますが、損失が出た場合も「繰越控除」や「損益通算」を活用するために申告したほうが有利です。
手続き自体は、必要書類を揃えればそこまで難しくありません。特に、e-Taxを活用するとスムーズに申告できるので、まだ使ったことがない方はぜひ試してみてください!
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